LEICA M6


1992年2月。僕が始めて手にした日だ。ライカM6。購入を決めた日バイクを飛ばし銀座まで向かった。
今でも高いが、当時はもっとライカは高嶺の花だった。
どうしても欲しくて、ずっと前から貯金していた。正規輸入品は高くて手が出ないが、平行輸入品だったら何とか手に入れるができた。

このライカは初期型M6パンダといわれるモデルだ。
ボディの色はシルバーとブラックがあるが、シルバーのボディに一部ブラックの部品がついていることからこう呼ばれている。
買うときはブラックか、シルバーでかなり悩んだか、やはりレンジファインダーカメラは、シルバーがかっこいいと思った。
赤いライカバッチが、光る。目立ちすぎてきらいだという人もいるが、僕は好きだ。
巻き上げはしやすい。シャッターはカチンと少し小さい音で切れる。
ライカはフイルムを入れるのがとても楽しい。
下カバーが外れる。フイルムをセットするときに少し不便だが、慣れるとなんでもない。しかし、金属製の下カバーを誤って落とすと大変だ。ライカとデジカメの違いは、レコードとCDの関係に似ている。

今でもこのM6はライカシステムのメインカメラとして活躍している。これから、一生使おうと思っている。